データベースを使う その4 CRUDモデル生成
oilコマンドでCRUDモデル(Create、Retrieve、Update、Deleteの機能を持ったModel_Crudクラス)のコードを自動生成してみます。
CRUDモデルはORMモデルほど強力ではありませんが、機能が絞られているぶん、簡単なアプリケーション手軽に作るのに向いています。
oilコマンドに--crud
オプションを付ける以外は、ORMモデルと同じ方法で生成できます。ORMモデル生成の記事も参照してください。
ここでは、varchar[32]のnameカラムを持つuserテーブルを生成します(テーブルの命名には少し注意が必要です)。
$ oil g model user name:varchar[32] --crud
上記のコマンドを実行すると、fuel/app/classes/model/user.phpファイルが生成されます。
oilコマンドは$ oil create
で作成したディレクトリで実行することに注意してください。
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<?php class Model_User extends \Model_Crud { protected static $_properties = array( 'id', 'name' ); protected static $_table_name = 'users'; } |
idはoilによって自動的に付加されます。
fuel/migrationsディレクトリにはusersテーブルをcreateする001_create_users.phpが生成されます。
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<?php namespace Fuel\Migrations; class Create_users { public function up() { \DBUtil::create_table('users', array( 'id' => array('constraint' => 11, 'type' => 'int', 'auto_increment' => true), 'name' => array('constraint' => 32, 'type' => 'varchar'), ), array('id')); } public function down() { \DBUtil::drop_table('users'); } } |
ORMモデルと違って、CRUDモデルはオブザーバー機能を持たないため、テーブルにはcreate_atとupdate_atが付加されません。
モデルとマイグレーションを生成したら、データベースに反映させましょう。
$ oil r migrate
を実行すると、データベースにテーブルが作成されます。