OS

RPi2でubuntu14.04LTS(4)x-window

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インストール

まずx-windowをインストールします。

インストールが完了したら/etc/X11/xorg.confを新規作成します。

ウインドウマネージャーはOpenBoxを使用します。

デスクトップはCrunch Bang!(PiBang!)に倣って軽量のアプリケーションでまとめることにします。

  • パネル tinit2
  • 監視ツール conky
  • ランチャ gmrun
  • ターミナル lxterminal
  • ファイルマネージャ spacefm
  • 壁紙 hsetroot nitrogen/li>

設定

OpenBox開始時の設定

OpenBox開始時にtintとconkyが起動するように設定を行います。
デフォルトの設定ファイルが/etc/xdg/openboxにあるので、これを~/.config/openboxにコピーします。

~/.config/openbox/autostartの末尾に設定を記述します。

19行はキーリピートの設定、20行はspacefmをデーモンモードで起動しています。
startxすると画面下にtint2、左上にconkyが表示されます。

conkyのチラつき対策

conkyはデフォルト設定のままでは表示がチラつくので、これを解消するため、/etc/conky/conky.confに「double_buffer yes」を追加します。

OpenBoxメニュー

インストールしたアプリケーションをOpenBoxのメニューに追加します。

ショートカットキー

OpenBoxのショートカットキーバインドを設定します。
~/.config/openbox/rc.xmlのから下を変更します。

上記の変更では以下のショートカットを追加しました。

  • Alt+F2 ランチャ
  • Super+f ファイルマネージャ
  • Super+t ターミナル
  • Super+x ログアウト
  • Super+Tab メインメニュー
  • Super+Space デスクトップとウィンドウの一覧

RPi2でubuntu14.04LTS(3)タイムゾーン、キーボード、ロケール設定

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タイムゾーンとキーボード

タイムゾーンの設定はdpkg-reconfigureから行います。

日本語キーボードを使っている場合は、同様にdpkg-reconfigureから設定します。

Keyboard modelはGeneric 105-key (Intl) PC、Country of origin for the keyboardはJapaneseを選択、そのほかはデフォルトのままで良いでしょう。

ロケール変更

ロケールを生成するlocale-genは、/var/lib/locales/supported.d下のファイルを参照します。
デフォルトでは英語ロケールのenファイルのみが存在します。このファイルを編集して、不要なロケールをコメントアウトしておきます。

通常はen_US.UTF-8だけで良いでしょう。

日本語ロケールを追加してロケールを変更します。
この作業はローカルコンソールで行います。SSH接続はクライアントのロケール情報が送信されるため、うまく行きません。

時刻表示とメッセージは(ローカルコンソールで日本語表示が文字化けするので)POSIXにしておきます。

一旦ログアウトしてログインし直すと、ロケールが日本語になっています。

RPi2でubuntu14.04LTS(2)SDを延命

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tmpfsを使う

SDへの書き込み回数を減らすため、テンポラリディレクトリをtmpfsにマウントするよう/etc/fstabを変更します。
対象とするのは/tmp、/var/tmpです。

後ろの2行が追加した部分です。
 

logをtmpfsに置いてバックアップ

/var/logもtmpfsに持っていきたいところですが、logはあとで参照したい場合がありますね。
スクリプトを使ってシャットダウン時にSDにバックアップしておき、起動時にtmpfsに戻せないかと考えていたところ、denian向けにちょうど良いスクリプトがありましたので、これを利用することにします。
このページから-etc-init.d-transientlog.shをダウンロードしてファイル名transientlogで保存します。
transientlogを/etc/init.dに配置し、パーミッションを設定します。

ファイルの改行コードがCR+LFなので、trコマンドでCRを削除しながらコピーしています。

このあとにinsservコマンドでスクリプトを登録するのですが、「Required-Startが無い」「Required-Stopが無い」と言ってエラーになるので、Providesの後に記述しておきます。

insservで登録します。

 

ホームディレクトリのファイル

~/.bash_historyなどもtmpfsに持って行きましょう。
bashスクリプト/usr/local/bin/temporizeを新規作成します。

temporize loginとして実行すると、~/.bash_history、~/.Xauthority、~/.xsession-errorsを/tmp/$USERにコピーし、ホームディレクトリからリンクを張ります。
temporize logoutではリンクを削除して/tmp/$USERからホームディレクトリに書き戻します。
シャットダウンやリブートするときは、temporize shutdownで/tmpからすべてのユーザーのファイルを書き戻します。

ログイン時にtemporize loginを実行するように~/.bash_profileを編集します。

~/.bash_logoutにはtemporize logoutの処理を追記します。

シャットダウンとリブート時にはtemporize shutdownを実行するように、/etc/init.d/transientlogを編集します。

 

キャッシュ間隔を長くする

デフォルトではメモリキャッシュの書き込みは5秒間隔となっています。
これを30秒に設定します。/etc/sysctrl.confの末尾に以下の行を追加します。

 

mlocateを削除

cron.dailyでmlocate(ファイル検索)のデータベースが更新されています。
私はmlocateを使わないので、パッケージごと削除してしまいます。

RPi2でubuntu14.04LTS(1)インストール

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RaspberryPi2にubuntuをインストールしてみます。

OSイメージはubuntuのwikiで公開されているコミュニティ版を使用します。

イメージ書き込み

ZIPファイルにはimgとbmapがアーカイブされています。ddまたはbmapでSDにイメージを書き込みます。

または

書き込みが完了したらSDをraspiに挿してブートします。ユーザー、PWはともに”ubuntu”です。

領域拡張

raspbianのraspi-configにあたる設定ツールが無いので、ディスク領域拡張は手作業で行います。
まず、fdiskを起動して、パーティション2を最大領域に作り直します。

第2パーティションを削除(d,2)して、新規で再度作成(n,p,enter,enter,enter)、セーブして終了(w)。
ここで一旦リブートします。

再度ログインしたらパーティション2をリサイズします。

アップデート

アップデートをかけてOSを最新の状態にしておきましょう。

これで最小構成のubuntuが使えるようになりました。

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