oilコマンドでCRUDモデル(Create、Retrieve、Update、Deleteの機能を持ったModel_Crudクラス)のコードを自動生成してみます。

 

CRUDモデルはORMモデルほど強力ではありませんが、機能が絞られているぶん、簡単なアプリケーション手軽に作るのに向いています。

oilコマンドに--crudオプションを付ける以外は、ORMモデルと同じ方法で生成できます。ORMモデル生成の記事も参照してください。

 

ここでは、varchar[32]のnameカラムを持つuserテーブルを生成します(テーブルの命名には少し注意が必要です)。

$ oil g model user name:varchar[32] --crud

上記のコマンドを実行すると、fuel/app/classes/model/user.phpファイルが生成されます。

oilコマンドは$ oil createで作成したディレクトリで実行することに注意してください。

idはoilによって自動的に付加されます。

 

fuel/migrationsディレクトリにはusersテーブルをcreateする001_create_users.phpが生成されます。

ORMモデルと違って、CRUDモデルはオブザーバー機能を持たないため、テーブルにはcreate_atとupdate_atが付加されません。

 

モデルとマイグレーションを生成したら、データベースに反映させましょう。

$ oil r migrateを実行すると、データベースにテーブルが作成されます。