Bluetooth関連パッケージのインストール

 
pi3上のbluetoothを使うために、raspbianではbluez-firmwarepi-bluetoothパッケージが追加されていますが、これらはubuntuには含まれていません。
あちこち探してみると、ubuntu-pi-flavour-makerというプロジェクトが見つかりました。
ubuntuをベースに、pi2/3のubuntu MATE、lubuntu、xbuntuなどをリリースしていて、いずれもpi3のbluetoothとwifiに対応しています。
このubuntu-pi-flavour-makerのPPAを追加して、bluetoothとwifi関連のパッケージをインストールします。

インストールが完了したら、hciconfigコマンドでbluetoothレシーバが認識されているか確認します。

 

bluetoothキーボードのペアリングと自動接続

 
本体側の準備ができたらキーボードを接続します。今回使用したのはiBuffaloのBSKBB24BKです。
設定はbluetoothctlコマンドで行います。

レシーバが認識されています。
キーボードのペアリングボタンを押して待機状態にしたら、scan onと入力してデバイスをスキャンします。

デバイスが見付かったらpairコマンドでペアリングします。

ペアリングされたデバイスは、paired-devicesコマンドで確認できます。

ペアリングはrpiを再起動しても維持されます。デバイスにはconnectコマンドで接続します。

プロンプトが[bluetooth]から[BSKBB24]に変わっています。以降はデバイスを指定しなければBSKBB24に対するコマンドと解釈されます。
trustコマンドを実行して、以降は自動で接続するようにしておきます。

たぶん、ここまでの操作はUSBキーボードかsshで行っているのではないでしょうか。
一度接続を切って再起動し、自動的に接続するか試してみましょう。

 

wifi設定

 
まずはrpiのwifiを有効にします。
/etc/network/interfaceswlan0の設定を追記します。

追加したwlan0を起動してifconfigで確認します。

wifi関連のパッケージ、wpasupplicantwireless-toolsiwをインストールします。

iwlistコマンドでアクセスポイントを検索します。

この例ではcatch22に接続します。
wpa_passphraseコマンドで接続キーを生成して/etc/wpa_supplicant/catch22.confに保存します。接続先はcatch22、パスフレーズはsortie50です。

生成された/etc/wpa_supplicant/catch22.confの内容はこのようになっています。

3行目に生のパスフレーズがコメントアウトされています。必要なければこの行は削除しておきましょう。

ネットワーク起動時にcatch22.confを読み込んでdhcp接続するように/etc/network/interfacesを変更します。

設定は以上です。
wlan0を再起動してアクセスポイントに接続します。

アクセスポイントのIPアドレスは192.168.3.1です。dhcpで192.168.3.3のアドレスが割り当てられました。
ifconfigで確認してみましょう。