RPi3にubuntu16.04(1) インストール
RaspberryPi3にubuntu16.04をインストールします。
ubuntuのサイトからRPi3用のイメージファイルをダウンロード。SDに書き込みます。
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wget http://www.finnie.org/software/raspberrypi/ubuntu-rpi3/ubuntu-16.04-preinstalled-server-armhf+raspi3.img.xz xzcat ubuntu-16.04-preinstalled-server-armhf+raspi3.img.xz | sudo dd of=/dev/sdX |
SDを延命
起動したら、まずSDの延命措置を施しましょう。
やることはRPi2のubuntu14.04インストールと同じですが、変更元ファイルの内容が一部違っていたりするので、ここでは16.04での変更内容を示します。
最初に/tmpと/var/tmpをtmpfsに追い出します。/etc/fstabに以下の変更を行います。
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LABEL=cloudimg-rootfs / ext4 defaults 0 0 LABEL=system-boot /boot/firmware vfat defaults 0 1 proc /proc proc defaults 0 0 tmpfs /tmp tmpfs defaults,size=32m,noatime,mode=1777 0 0 tmpfs /var/tmp tmpfs defaults,size=16m,noatime,mode=1777 0 0 |
つぎに、ログファイルもtmpfsに置くようにします。
RPi用のtransientlogスクリプトを使用します。
このスクリプトは、RPi起動時にログファイルをtmpfsに移動し、シャットダウン時にSDに書き戻すようになっているので、シャットダウンしてもログファイルの内容が保持されます。
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wget https://github.com/senju/transientlog/archive/master.zip unzip master.zip cd transientlog-master chmod +x install.sh |
install.shを変更してinsservのパスを追加します。
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#! /bin/sh cp transientlog.init /etc/init.d/transientlog chmod a+x /etc/init.d/transientlog #insserv transientlog /usr/lib/insserv/insserv transientlog |
また、transientlog.initをそのままインストールするとサービスのstart/stopがエラーになるので、一部変更します。
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start) [ "$VERBOSE" != no ] && log_daemon_msg "Starting $DESC" "$NAME" do_start case "$?" in # 0|1) [ "$VERBOSE" != no ] && log_end_msg 0 ;; 0|1) [ "$VERBOSE" != no ] && log_end_msg 0 exit 0 ;; # 2) [ "$VERBOSE" != no ] && log_end_msg 1 ;; 2) [ "$VERBOSE" != no ] && log_end_msg 1 exit 1 ;; esac ;; stop) [ "$VERBOSE" != no ] && log_daemon_msg "Stopping $DESC" "$NAME" do_stop case "$?" in # 0|1) [ "$VERBOSE" != no ] && log_end_msg 0 ;; 0|1) [ "$VERBOSE" != no ] && log_end_msg 0 exit 0 ;; # 2) [ "$VERBOSE" != no ] && log_end_msg 1 ;; 2) [ "$VERBOSE" != no ] && log_end_msg 1 exit 1 ;; esac |
変更を保存したらインストールします。
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sudo ./install.sh |
その他の変更は、RPi2のホームディレクトリのファイル以降の内容と同じです。
そのほか
タイムゾーン、キーボード、ロケール設定をRPi2のタイムゾーン、キーボード、ロケール設定と同様に行います。
ついでにlogrotateでログファイル肥大化抑制もやっておきましょう。